バリア機能が正常なお肌とは?

バリア機能とは、お肌のいちばん外側にある角質層が外部の刺激からお肌を守り、身体の内側に蓄えている水分が逃げないようにしてお肌を守ることです。

バリア機能が正常に働く事で美肌が保たれます。
お肌が健康だと、角質細胞はちゃんと育つので、細胞の大きさと厚さは全て均等です。
この状態が、肌理(キメ)が整った透明感のあるお肌です。

そして、お肌のpH値は弱酸性で、表皮常在菌のバランスも整っています。

つまり、細胞が生まれ入れ替わるサイクルが正常な素肌でバリア機能が正常です。

バリア機能が低下したお肌とは?

加齢やお肌の乾燥などが原因となりバリア機能が低下すると、刺激に弱くなったり、水分が逃げやすい敏感な肌になってしまいます。
この状態では、正常な角質細胞とは大きさや厚みが違う角質細胞になっています。
また、お肌が弱アルカリ性になる場合もあります。
さらに、すすむと痒みを感じることもあります。

こうしたバリア機能の低下は、多くのお肌悩みの原因になったり、お肌の老化の原因になるのです。

バリア機能が低下することで起こる肌トラブル

角層の水分量が減少して肌のバリア機能が低下すると、お肌の表面は乾燥して乾燥肌になってしまいます。
乾燥肌が続くと、外からの刺激に敏感になり、ちょっとした刺激でも痒みを感じやすくなります。
これが、敏感肌の症状の1つです。
肌を掻いてしまうと、炎症が起こり、さらに痒みが悪化するという悪循環に陥ります。
掻いてしまった箇所はバリア機能が崩壊してしまうので、異物やウイルス・細菌などが侵入しやすくなります。
こうしたバリア機能低下の悪循環は、乾燥だけではなく角栓、毛穴の黒ずみ、大人ニキビなどさまざまなお肌のトラブルになってしまうのです。

バリア機能を低下させる原因

加齢がバリア機能を低下させる

20代の健康で、アトピー性皮膚炎などのない人は、最もお肌がみずみずしく美しい状態にあるはずです。ニキビや詰まり毛穴などの悩みはあっても、お肌の中のセラミドも十分量で、乾燥に悩む方も少ないと考えられます
20代の肌は角層の水分が保たれ、バリア機能が正常にはたらいている状態といえます。

一方、40代はいかがでしょうか?

40代は、エイジングケアを意識する方が最も多い年代です。

20代の肌と比べると、皮脂の分泌が低下しはじめ、セラミドが半分程度になり、コラーゲンやエラスチンも30%にまで減ってしまっています。つまり、バリア機能が低下していることを示しています。

乾燥がバリア機能を低下させる

お肌の乾燥がバリア機能を低下せますが、乾燥の原因にはどのようなものがあるのでしょうか?

■バリア機能を低下させる乾燥の身体からの原因
加齢やご自身の肌の特徴
ストレス
日常生活の乱れ
間違ったスキンケア

■バリア機能を低下させる乾燥の外からの原因
紫外線
外気の乾燥
大気汚染
花粉などのアレルギー源

このような原因で乾燥状態が進み、乾燥肌になればバリア機能は低下し、湿疹、肌荒れ、にきびなどの肌トラブルや皮膚の病気になったり、さらに乾燥が続くことで、インナードライ肌、敏感肌になることもあります。
年齢を重ねて肌が衰えるのは、女性ホルモンの分泌の低下、食生活の乱れ、生活習慣などがあります。

バリア機能の正常化は、乾燥肌の改善と深く関わっています。

 

不摂生な生活習慣がバリア機能を低下させる

食生活、運動不足、睡眠不足、喫煙などもバリア機能低下の原因になります。
バランスのよい食事、適度な運動、質の良い睡眠がバリア機能を正常に保つためには何よりも大切です。

特に、喫煙は肌の老化だけでなく、体の酸化や、がん、心臓病、呼吸器の病気などの原因にもなるので、吸わない方良いでしょう。

紫外線がバリア機能を低下させる

紫外線を浴びると、細胞が紫外線から身体を守ろうとして活性酸素を発生します。
活性酸素は、本来、外部の刺激から細胞を守るためのもので、ウィルスや細菌を攻撃し破壊する免疫機能としての働きがあります。
しかし大量に発生すると、今度は体内の良い細胞まで攻撃し酸化させてしまうのです。
そして、酸化=サビにより、新陳代謝を低下させたり細胞や血管などに異常を起こします。
皮膚で活性酸素を発生すると、皮膚の脂質が酸化します。

真皮にまでダメージがおよぶと、お肌の中にあるヒアルロン酸やセラミドにまでダメージが与えられ、お肌が乾燥し、バリア機能も低下してしまいます。
さらに、活性酸素は、お肌の弾力をささえているコラーゲンや線維組織なども酸化しますので、みずみずしさがなくなりシワの原因にもなります。

原因の9割が紫外線、残り1割が加齢による自然な老化現象と考えられています。
紫外線対策はエイジングケアの基本として、夏も冬も季節に関係なく1年中日焼け止めクリームなどで対策を心掛けましょう。

 

バリア機能を低下させるその他の原因

皮膚疾患

「アトピー性皮膚炎」とは、アレルギー体質の人や肌のバリア機能が低い人が発症しやすい肌の病気です。

アトピー性皮膚炎の患者さんの皮膚は、角層の水分保持能力やバリア機能が、健康な肌の人に比べて、低下していることがわかっています。
さらに、バリア機能に関連の深いセラミドが減少していることもわかってきました。
水分保持能力の低下と角質のバリア機能の低下は関係があり、セラミドの減少もバリア機能の低下に影響を及ぼしています。

アトピー性皮膚炎は、医薬品による治療も大切ですが、生活習慣の見直しも含めた治療やスキンケアによる保湿を行ってバリア機能を正常化させることも大切です。

保湿の重要性は、アトピー性皮膚炎だけでなく、エイジングケアであっても同じことです、スキンケアで保湿がバリア機能を保つために必要です。

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